2017年7月1日土曜日

建築士の責務と倫理観

学校で学ぶ建築、建築士の受験で学ぶ建築、どちらも
「建築士としての責務」、
「倫理観」
を伝える時間がとても少ないと思います。

だから、建築士は建築建築物は命を守るもの、財産を守るものという感覚が薄いのかもしれません。

構造の勉強では、構造力学や一般構造を断片的に学びますが、それらを繋げて構造計算を行う道筋は学んだ記憶がありません。


意匠設計の勉強では、シンプルで構造安全性を考えた設計よりも奇抜でデザイン性に富んだものがほめたたえられます。

だからといって、社会に出ても建築士としての責務や倫理観を学ぶことは皆無で、命を守る、財産を守るという感覚が薄いまま業務が行われます。

特に木造住宅は家族が最も長い時間を過ごす場所なのに、建築士をはじめ設計や施工に携わる方々が命や財産を守るための建築物を造っている感覚は薄いと思います。

建築の教育そのものも考えるべきことがたくさんありそうですね。

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