住宅建築では現在SWS試験(スウェーデン式サウンディング試験)による地盤調査が多く行われています。
簡易的な地盤調査方法ですが、調査結果と建物重量より圧密沈下検討、不同沈下検討を行います。
更にロケーションチェック、近隣ボーリングデータのチェックなどなど行い地盤補強あ必要なのか決めます。
当然、液状化判定も行います。
ところがこの当たり前の地盤判定は一般的には行われていません。
自沈層があれば即地盤補強判定なんてのは当たり前!
腐植土があるのに腐植土対策もしていない柱状改良提案や、設計根拠の不明確な工法設計など
めちゃくちゃな状態です・・。
地盤調査会社や地盤補強工事業者がやりたい放題に見えますが、
そんなことにしたのは地盤を知ら無すぎる設計者の責任なのです・・。
昨日も構造計算している物件の地盤調査結果と地盤補強提案資料が届きました。
地盤はかなり良好で自沈層もなし、地盤支持力も十分確保できます。
液状化の可能性もなし。
なのに、
地盤の考察には、「地盤沈下の可能性大!不同沈下の可能性大! よって認定工法による地盤補強必要」との
判定結果が・・・。
更に、「追加として平板載荷試験を行ってください」とのこと。
全く意味が分かりません。
この住宅の設計者と施工会社は、そこそこ予算のあるお客様を対象としている会社です。
明らかに予算があるから無駄な地盤補強を提案しています。それに、高価な認定工法を・・。
更に平板載荷試験・・。驚きました。久しぶりに・・。
当然ですが、地盤補強不要であること、平板載荷試験も不要なこと全てを伝えました。
が、施工会社担当者の答えは、
「この提案通りにしないと地盤保証付かないから・・」
「弊社(M's)でも地盤保証取り次げますよ、地盤補強工事なしでも」とお伝えしました。
が、「この地盤保証会社の保証じゃないとダメなんです・・」との答え。
・・・勝手にやってください。無駄なお金を支払って・・。
でも、そのお金はあなたではなくお客様の大切なお金ですよ。
と言いませんでしたが思いました。
こんな状況を何とかしたい!
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