2019年1月5日土曜日

建築士の資質について考える

省エネ義務化見送り、
10年前の四号特例廃止の見送り・・・。
どちらも、建築士が対応できそうもないからという理由・・。
省エネ性能を確保する設計、施工ができない、
壁量計算、四分割法、N値計算ができない、
そんな建築士を守るため、全て見送りになります。
これは、木造住宅に住む日本国民へのメッセージです。
夏暑く不快ですが、我慢して住んでください。
冬寒くて脳卒中のリスク満載ですが、我慢して住んでください。
当然、冷暖房費はとてもかかります。
省エネは住宅の性能をあげて確保することは難しいので、
住まい手が我慢して省エネを図ってください。
各地で大地震が起きています。これからも起きます。
しかし、皆さまの住む木造住宅の大半は耐震性能不足です。
きっと。
いたしかたありません、
建築士が耐震性能の設計をできないのですから。
数十年住宅ローンを組んで、
夢のマイホームを手に入れたと思っているかもしれません。
しかし、
現在、省エネ性能と耐震性能が確実に設計され、
快適で安全な木造住宅を手に入れるには
どちらも設計できる建築士や建築業者を見つけなければいけません。
この、省エネ性能と耐震性能という当たり前の設計ができる
建築士、建築業者を見つけるのはかなり難しい状況です。
なぜなら、大半の建築士と建築業者は
この当たり前の設計ができないからです。
いつものように車に例えると、
燃費が良くて、エアバッグの付いている車は
当たり前と思われていますが、
実は、
燃費が良くて、エアバッグの付いている車を買える確率は
かなり低い状況なのです。
これが、木造住宅の現状です。
でも、この話、
問題なのは義務化を見送った国土交通省ではありません。
このような状況を招かざるを得ない「建築士」が問題だと思います。
省エネ性能や耐震性能は「やりなさい」と
義務化されてやるものでなく、
本来あるべき当たり前の性能です。
それを、義務化されないとやらないと言ってみたり、
義務化するとなると反対してみたり、
もう、お話になりません。
人が住む家ですよ。
多くの方が一生住む家ですよ。
もっと、責任感を持って木造住宅をつくりましょう。
義務化されないとできないのであれば、
建築士という専門化はいりません。
建築士制度など辞めてしまえばいいのです。
と、思います。

2019年1月1日火曜日

2019年あけました!

新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

㈱M’s構造設計は設立13年、
構造塾は今年で10年目に突入します!

基本理念である
「日本中の木造住宅が地震で倒壊しないことを目指す」
を実現するため、2019年も邁進します。